令和3年4月21日より薬価収載された薬剤についてまとめました。
承認された薬剤は全部で11品となります!
国家試験対策や現場での知識としてぜひ参考にしてください。
・規格
・一般名
・効能効果
・作用機序
・用法用量
・副作用
それでは本題に入ります!
マスーレッド錠
◆規格
5mg、12.5mg、25mg、75mg
◆一般名
モリデュスタットナトリウム
◆効能効果
腎性貧血
◆作用機序
低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素阻害薬
◆用法用量
〈保存期慢性腎臓病患者〉
・赤血球造血刺激因子製剤で未治療の場合
開始用量:1回25mg
1日1回食後投与
・赤血球造血刺激因子製剤から切替の場合
開始用量:1回25mg又は50mg
1日1回食後投与
※最高投与量200㎎まで
〈透析患者〉
開始用量:1回75mg
1日1回食後投与
※最高投与量200㎎まで
◆副作用
重大…血栓塞栓症、間質性肺疾患
1%以上…鉄欠乏
イグザレルトドライシロップ小児用
◆規格
51.7mg、103.4mg
◆一般名
リバーロキサバン
◆効能効果
静脈血栓塞栓症の治療および再発抑制
◆作用機序
選択的直接作用型第Ⅹa因子阻害剤
◆用法用量
・体重2.6kg以上12kg未満の小児
1日3回 1回量は下記参照
・体重12kg以上30kg未満の小児
1日2回 1回量5mg
・体重30kg以上の小児
1日1回 1回量15mg
それぞれ約24時間、約12時間及び約8時間おきに投与
※空腹時避ける
アルンブリグ錠
◆規格
30mg、90mg
◆一般名
ブリグチニブ
◆効能効果
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん
◆作用機序
ALKを選択的に阻害するチロシンキナーゼ阻害薬
◆用法用量
1日1回90㎎ 7日間
その後1日1回180㎎を投与
◆副作用
重大…間質性肺疾患、肝機能障害
20%以上…高血圧、下痢、悪心
CK上昇、発疹
エドルミズ錠
◆規格
50mg
◆一般名
アナモレリン
◆効能効果
下記の悪性腫瘍における癌悪質液
非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌
◆作用機序
グレリン受容体であるGHS-R1a(成長ホルモン放出促進因子受容体タイプ1a)を介して作用
→成長ホルモン分泌促進、食欲亢進
◆用法用量
1日1回100㎎ 空腹時
※服用後1時間は食事をしない
◆副作用
重大…高血糖、肝機能障害、刺激伝導系抑制(心電図異常、房室ブロック、頻脈)
カルケンスカプセル
◆規格
100mg
◆一般名
アカラブルチニブ
◆効能効果
再発または難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)
◆作用機序
ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬
◆用法用量
1回100mg 1日2回
◆副作用
重大…感染症(肺炎)、骨髄抑制
不整脈(心房細動、心房粗動)
10%以上…頭痛
オラデオカプセル
◆規格
150mg
◆一般名
ベロトラルスタット
◆効能効果
遺伝子性血管性浮腫の急性発作の発症抑制
◆作用機序
低分子の血漿カリクレイン阻害薬
→血管透過性を亢進させるブラジキニン生成を抑制
◆用法用量
成人及び12歳以上の小児
1日1回150㎎
◆副作用
重大…肝機能障害
5~10%…腹痛、下痢、鼓腸
サルプレップ配合内用液
◆一般名
無水硫酸ナトリウム
硫酸カリウム
硫酸マグネシウム
◆効能効果
大腸内視鏡検査時の前処置における
腸管内容物の排除
◆用法用量
〈検査当日に投与する場合〉
本剤480mLを30分かけて投与
投与後、水又はお茶約1Lを1時間かけて飲用
以降は排泄液が透明になるまで本剤240mLあたり15分かけて投与
投与後に水又はお茶約500mLを飲用
※本剤の投与量は合計960mLまで
検査前日の夕食後は絶食(水分摂取可)
検査開始予定時間の約3時間以上前から投与を開始
〈検査前日と当日に分けて 2 回投与する場合〉
・検査前日
本剤480mLを30分かけて投与
本剤480mL投与後、水又はお茶約1Lを1時間かけて飲用
・検査当日
検査開始予定時間の約2時間以上前から、排泄液が透明になるまで本剤240mLあたり15分かけて投与
投与後に水又はお茶約500mLを飲用
※投与量は前日から合計960mLまで
検査前日の夕食は投与開始の3時間以上前に終了
夕食後は絶食(水分摂取は可)
ジムソ膀胱内注射液50%
◆一般名
ジメチルスルホキシド
◆効能効果
間質性膀胱炎(ハンナ型)の諸症状(膀胱に関する慢性の骨盤部の疼痛、圧迫感および不快感、尿意亢進または頻尿等の下部尿路症状)の改善
◆作用機序
十分に解明されていない
炎症抑制及び鎮痛等の関与が考えられる
◆用法用量
1回あたり1バイアル50mL(ジメチルスルホキシドとして27g)
2週間間隔で6回膀胱内に注入
※膀胱内注入後、可能な限り15分間以上膀胱内に保持してから排出させる
◆副作用
10%以上…膀胱痛、尿道痛
膀胱刺激症状
エムガルティ皮下注
◆規格
120mgオートインジェクター
120mgシリンジ
◆一般名
ガルカネズマブ
◆効能効果
片頭痛発作の発症抑制
◆作用機序
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)に特異的に結合し、CGRPの受容体への結合を阻害
◆用法用量
初回240mgを皮下投与
以降は1ヵ月間隔で120mgを皮下投与
◆副作用
注射部位疼痛
注射部位反応(紅斑、掻痒感)
ヒュンタラーゼ脳室内注射
◆規格
15mg
◆一般名
イデュルスルファーゼベータ(遺伝子組換え)
◆効能効果
ムコ多糖症Ⅱ型
◆作用機序
脳神経に蓄積したグリコサミノグリカン(GAG)を分解
◆用法用量
1回30mgを4週間に1回、脳室内投与
◆副作用
10%以上…悪心、嘔吐、蕁麻疹
発熱、 落ち着きのなさ
血中ビリルビン増加
リンスパッド点滴静注用
◆規格
1000mg
◆一般名
乾燥濃縮人α1-プロテイナーゼインヒビター
◆効能効果
重症α1-アンチトリプシン欠乏症
◆用法用量
60mg/kg 週1回 点滴静注
・添付文書
・インタビューホーム
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぜひ自己学習の参考にしてください。